台風の飛来物の責任はどこ?車両保険や賠償(個人)は使えるの?

夏から秋にかけて日本にも影響を及ぼす台風。

強い雨や雷、暴風などをもたらして気象災害を引き起こします。

床上浸水や床下浸水、大雨洪水で家や車が流される、落雷による被害、台風の大きさによっても変わりますが私たちの生活に大きな影響を及ぼします。

台風の飛来物による被害を目にしたことはありますか?

これを風災と呼びます。

ここでは風災による飛来物があった場合のお話をします。

スポンサーリンク



台風の飛来物の責任は?

台風による暴雨風として、一般的には風速20メートル程度で物が飛びはじめ、
風速30メートルを超えると屋根が飛ばされるなど、
木造建築の家の倒壊もありえるといわれています。

台風が近づくと家の周りのものをしまったり、飛ばないように固定したりしますが、公共道路にあるものや保有者がないものが飛来する可能性は十分にあります。

普段はなんてことのないものも風の力が加わりとても鋭い凶器となり人々に危険を及ぼします。

あなたの家のものが加害者になることも、あなた自身やあなたの家などが被害者になる可能性があります。

そんな時、責任はどこにあるのでしょうか。

一般的には、あなたの家の植木鉢が飛来し、隣の家の窓ガラスを割ってしまっても自然災害による不可抗力として賠償責任は発生しません。

反対に隣の家の瓦が飛来し、あなたの家の窓ガラスが割れたとしても誰にも責任をとってもらうことができません。

ただし「建物や所有物に明らかな不備や欠損があったにも関わらず放置をしていた」場合に限り賠償責任が発生することがあります。

倒壊寸前の家屋などに対策をとらず放置していたなどの場合に限ります。

スポンサーリンク



台風の飛来物で車両保険は使えるの?

台風の飛来物で家などが被害を受けた場合に使える保険は火災保険の風災補償ですが、車が被害を受けた場合、保険は適用されるのでしょうか。

結論から述べますと、車両保険は使えます。

風で飛んできたものが車にあたって損害が発生した場合、一般の車両保険でもエコノミータイプの車両保険でもどちらも保障を受けることができます。

また、相手の車に何かしらの損害を与えてしまった場合でも、風災による原因だけであれば賠償責任は生じません。

万が一、自分の車が損害を受けて車両保険を使うことになった場合、等級はどうなるのでしょうか。

残念ながら今は、「等級すえおき事故」は廃止され「一等級ダウン事故」というものに変わりました。

自然災害で自分に過失がない場合でも1等級ダウンします。

飛来物により被害を受けた場合、車両保険で修理することができるのですが、翌年の保険料計算時に自己あり等級係数を1年間適用されるため、同じ等級でも保険料は上がります。

1年間だけ1等級ダウンし保険料が高くなるか、実費で車を修理するかは、損害の大きさによって判断するとよいでしょう。

台風の飛来物で賠償(個人)は使える

みなさん個人賠償責任補償というものを聞いたことはありますか?

日常生活を送る中で人の物を壊してしまったり、けがをさせてしまったり、他人のものを弁償しなければならなかったりするなど、法律上の損害賠償義務を背負うケースがあります。

例えば公園でボールを投げて遊んでいたら、駐車していた車の窓ガラスに傷をつけてしまった、
自転車に乗っていたら前からきた自転車と正面衝突をしてしまう、
外食をしていたら子どもが食べ物を投げて隣の席の人の服を汚してしまうなど身近で起こりうるさまざまな事故です。

このような事故などで適応される保険が今回の「個人賠償責任補償」です。

そこで台風の飛来物によって起きたトラブルに対してこの個人賠償補償が使えるのでしょうか。

結論を申しますと、台風や竜巻、落雷などの自然災害による損害には法律上、個人賠償責任補償の対象にはなりません。

基本的に台風などの自然災害は誰に対しても管理責任が生じないとみなされます。

個人賠償責任補償は身近に潜むさまざまなトラブルが生じたときに適応されると考えていたほうがよいでしょう。

まとめ

ここ日本でもシーズン中数回は必ず訪れる台風。

台風に備えて身の回りのものを整理するなど自身が加害者にならないようにきちんと備えておくことが大切です。

しかし万が一台風によるトラブルが生じてしまった場合でも、いくつか適応される補償があることを覚えていてください。

大きな災害に繋がらないためにも、自然災害は怖いものだと認識し日々頭においておくことが大切です。

スポンサーリンク



コメントを残す




CAPTCHA