ただしかゆみが痛みに変わって来たら要注意。
目はデリケートなので、アレルギー反応から一歩進んだ症状に変化しているかもしれません。
ここでは花粉症の目の症状について考えてみましょう。
花粉症で目が痛い原因は
花粉症による目のかゆみは、目の粘膜に異物である花粉が付着して、アレルギー反応をおこすことでおこります。
異物をおいだすためにヒスタミンが分泌され、目の粘膜である「結膜」や神経を刺激し、かゆみや腫れがおこります。
この状態をアレルギー性結膜炎といいます。
花粉症の目のかゆみは花粉の時期にだけおこるので、季節性アレルギー性結膜炎と呼ばれます。
一方、炎症が悪化して粘膜の腫れ、濃い浸出液を伴い痛みを感じ始めたら「春季カタル」という症状に進行したと考えられます。
子どもや青年期に多くみられ、結膜が炎症のため厚くなり角膜を傷つけるので角膜が白濁したり視力低下をまねくことも。
強い痛みを感じたら専門医の診察を受けてください。
またコンタクトを使っている人は、花粉がレンズに付着し、アレルギーの反応が強くなることがあります。
そのため痛みを感じる人も。
ドライアイの人も花粉症の時期は要注意。
涙の分泌が少ないドライアイでは付着した花粉を洗い流すことができず、症状が悪化し、痛みを感じることもあるそうです。
花粉症で目が痛いときはコンタクトはどうする?
普段コンタクトを使用している人は、花粉の時期はとくに注意が必要です。
ゴミや汚れが付着したレンズを使い続けることは目によくありません。
とくに花粉で汚れたレンズを使うことでアレルギー症状が悪化する危険も。
この時期だけならメガネで構わないという方は迷わずメガネに変えた方がいいでしょう。
どうしてもコンタクトでないと不便な方は、使い捨てのワンディタイプに切り替えるのも有効です。
花粉が付着したレンズを再利用しないことで目の負担は軽くなります。
あわせて伊達メガネをかけると空気中の花粉が目やレンズに付着するのを予防する効果も。
花粉対策用のメガネもいろいろな種類や色が出ています。
オシャレも楽しめて一石二鳥かもしれませんね。
花粉症で目が痛い時の目薬は?
目のかゆみや痛みなど不快な症状をおさえる目薬は、専門医に処方してもらった方が安心です。
でも病院に行く時間がない方は、市販の薬でなるべく症状を軽くしたいですね。
目のかゆみを抑えるためには抗ヒスタミン剤の入っている目薬を選びましょう。
目薬の成分表を見てクロルフェニラミンという成分があればかゆみに効きます。
抗アレルギー剤の配合されている目薬も有効です。
花粉症専用と表示してある目薬はこのタイプ。
アレルギー反応を抑えるための薬なのでかゆみが軽くなっても決まった間隔で点眼しましょう。
どちらも用法用量をよくお読みください。
ワンディタイプのコンタクトを使用している方はそのまま目薬を差してもOKですが、それ以外はレンズを外して点眼する方がよいでしょう。
目薬の成分がレンズに付着すると副作用が心配です。
まとめ
正しい目薬の差し方は
・手を清潔にする。
・片手であっかんべーをして軽くまぶたを広げる。
・まつげやまぶたに触れないように点眼する。
点眼した後目をパチパチさせるとせっかくの薬があふれたり涙点から鼻の方に流れてしまいます。
目頭を軽く押さえ1分ほど目を閉じて薬をなじませます。
メガネや薬を上手に使って花粉の時期を乗り切りましょう。
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