本格的なおせち料理は作らないけど、何故か黒豆だけは作るというご家庭も多いのではないでしょうか。
実は我が家がそうです。
おせちに黒豆が入るようになった由来や作り方、アレンジレシピをご紹介します!
おせちの黒豆の意味は?
おせち料理は昔、神様にお供えしたものを自然の恵みに感謝しながら料理して食べたことがルーツになっています。
もともとは節句ごとに宮中で「御節供(おせちく)」と呼ばれて食べられていたものが、「御節(おせち)」と略され民衆にも広まり、全国的に食べられるようになりました。
もともと自然への感謝を込めたお供え物だったという流れから、おせち料理の一つ一つには五穀豊穣や大漁、子孫繁栄や立身出世など、様々な願いが込められています。
中でも黒豆には
「しわが寄るまで(黒豆は煮るとしわができますね)マメ(豆)に働けますように」
もしくは
「日に焼けて黒くなるまでマメに働けますように」
など、長く勤勉に労働できますようにという願いが込められています。
マメと豆を掛けたダジャレだなんて、昔の人も面白いことを考えますね。
「今年もマメに働けますように!」
と心の中で念じながら作ってみましょう!
おせちの黒豆の作り方は?
黒豆を煮る前にやらなければならないのが、黒豆を水で戻す作業です。
新豆でない限りはやっておきましょう。
乾燥した黒豆を水に浸けて一晩置くと3~5倍ほどに膨らみます。
調理する予定の前日に水で戻しておきましょう。
黒豆が2カップ(300g)の場合、水は8カップ程です。
大体豆から4~5センチほど、水が被るくらいです。
煮る鍋と豆を戻すボールを別々にしてもいいですが、鍋で戻しておくと、そのまま調理に移れます。
★黒豆の作り方★
材料
・黒豆…2カップ(300g)
・砂糖…3カップ
・しょうゆ…大さじ1
1、 水で戻した黒豆が入った鍋を強火にかける。
※アクが出てきたら、その都度取り除く。
2、煮だったらビックリ水を1/2カップほど入れる。
3、もう一度強火にかけ、煮だったら弱火にする。
4、水が減ってくるので、その都度豆に丁度水が被るくらいに水を足し、柔らかくなるまで煮る。
(指でつぶれるくらいまで)
※だいたい3~4時間くらいかかります
5、柔らかくなったら砂糖を加え、弱火のまま15分程煮る。
6、最後にしょうゆを加えて軽く煮て火を止める。
7、味がなじむまでフタをして1~2時間おく。
(もう少し柔らかくしたいときは、毛布や新聞紙にくるんで保温する)
「出来れば色がキレイでツヤツヤの黒豆がいい…」
という方は錆びた釘を一緒に煮るのが良いでしょう。
黒豆のアントシアニンという成分が錆びた釘と反応し、キレイに仕上がります。
錆びた釘を使用するときは、綺麗に洗って布にくるみ一緒に煮ます。
鉄鍋で煮るというのも有効です。
圧量鍋で煮るという方も多いかと思いますが、
「我が家には圧力鍋がないの…」
という方は毛布や新聞紙、アルミ箔などで保温しながらガス代を浮かせて火を通したり、味をなじませるのなど工夫をしてもいいでしょう。
おせちの黒豆のアレンジの仕方は?
手作り黒豆の賞味期限は大体1週間くらいとあまり長くありません。
大量に作ったのはいいけど、ある程度食べたら飽きてしまった…という方にはスイーツにしてみるのがオススメです。
・黒豆ぜんざい
黒豆と煮汁にお餅、お好みで栗を入れて温めるだけ!
お正月のお餅に飽きたという方にもオススメです。
・黒豆ミルク
黒豆と煮汁、温めた牛乳だけで冬に嬉しいホットドリンクに。
お好みで黒豆をミキサーにかけたり、ココアやタピオカ、はちみつを入れてみたり、アレンジしてみてくださいね。
・黒豆ミルクプリン
黒豆の煮汁と牛乳混ぜて味を調えて、黒豆を入れゼラチンで固めたなんちゃってプリン。
小さいお子さんのおやつにも喜ばれます。
まとめ
黒豆はアントシアニンやイソフラボン、
ビタミンEやカルシウム、鉄分など体に良い成分が豊富で美容効果やコレステロールを低下させる、動脈硬化を防ぐなど、体に良いことがたくさんあります。
砂糖がたっぷりなので、食べ過ぎにはご注意ですが、体に優しいスイーツですね。
美味しく調理して、強い体を作り健康な一年にしましょう!
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