伊達巻のおせちの意味や作り方は?いつ作るのがいい?

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お正月のおせち料理の中でも、材料が揃えやすく親しみやすい伊達巻。

いろんなおせち料理がありますが、どうして伊達巻がおせちに入っているのでしょう。

「え?伊達巻って卵焼きと同じじゃないの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

伊達巻が持つ意味合いや作り方、卵焼きとの違いなどをまとめました。

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伊達巻のおせちの意味は?

おせち料理はもともと、神様にお供えした食べ物を自然に感謝しながら料理して食べる習慣から始まっています。

もともとは宮中での行事で食べられていたのですが、それが民衆に流布して全国に広がったのがおせち料理です。

「数の子には子孫繁栄」

「黒豆にはマメに働けるように」

「田作りには豊年豊作」

「ブリの照り焼きには立身出世」

など、一つ一つの品に願いが込められていて、なかでも伊達巻は形が巻物に似ていることから

「読み書きが得意になるように」

という勉学に対する願いが込められています。

地方によっておせちの調理法や各料理が持つ由来が違っていますが、時代の流れにおせちのスタイルも変化してきています。

昔ながらのおせちのイメージはというと重箱に何種類もの料理がびっちり詰まった豪華なものですね。

最近ではおせちの中から作れそうなものや食べたい品を数品選び、大皿や流行のカッティングボードにおしゃれに盛り付けて食べる方法でおせちを楽しんでいる方もいらっしゃいます。

なんだかホームパーティーのような盛り付けでカジュアル感が出てワクワクしますね。

おせちの中でも、伊達巻は材料が揃えやすく作るのも簡単です。

最初から本格的なものを目指すのもいいですが、今年初めて作る方は、自分の力量やライフスタイルにあったおせちから作ってみてはいかがでしょうか。

伊達巻のおせちの作り方は?

「伊達巻って、卵焼きと変わらないよね?」という疑問が浮かんできますが、実は入れるものが違うんです。

卵焼きは卵と調味料やだし汁を使って焼いて巻いたもののことをいいますが、伊達巻というのは材料に卵と魚肉のすり身と調味料を使い焼き上げ、最後に巻きすで巻いたもののことを言います。

近年では魚肉のすり身の代わりに、魚肉の加工食品であるはんぺんを入れて代用するレシピなどが多く作られています。

そうしたことを踏まえた上で簡単な作り方をご紹介します。

★伊達巻の作り方★

材料

・卵…4こ
・はんぺん…1/4個
・砂糖…大さじ3~4(甘くしたくない方は少なめに)
・だし汁…大さじ2
・塩…ひとつまみ
・サラダ油…適量

※卵焼き用の四角いフライパンを使用します。

1、 はんぺんを金属のザルで裏ごしするか、ミキサーにかけてペースト状にする。

2、 溶きほぐした卵とだし汁を1に少しずつ加えて混ぜる。

3、 油を敷いたフライパンに2を全て加え、フライパンを傾けて全体にのばす。

4、 フタをして10分ほど弱火で焼く。

※フタがない場合はアルミホイルでフタをする。

5、表面が固まったら、裏返す。

6、巻きすの上に取り出す。

7、あついうちに巻きすで軽く巻き棒状にし、棒状にしたものを巻きすでくるんで上からゴムでとめる。

※このとき、伊達巻の巻き終わりの端を下の方にすると盛り付けの時に下が平らになり、盛り付けやすくなる。

8、粗熱がとれたら食べやすい幅に切れば完成!

裏返すのに自信がないという方は、段ボールをフライパンの大きさに切ってアルミホイルで包み、フタ兼ひっくり返す時の道具にすると簡単に裏返せます。

やり方は右手でフライパンを持ち、左手で手作りフタを押さえ、フライパンをひっくり返して伊達巻をフタの上に乗せて、

後はフタからフライパンに伊達巻をスライドさせるように戻せば、裏返す作業も失敗しません。

フライパンを洗うのが面倒…というかたにはオーブントースターで伊達巻を作るという方法もあります。

ひっくり返す手間も省けて楽チンですよ!

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伊達巻はいつ作る?

伊達巻を冷蔵庫で保存した場合の賞味期限は4~7日、常温で冷暗所に保存した場合は1~2日程度です。

材料に砂糖が入っているため、長く保存できるような気もしますがはんぺんや魚肉のすり身などを使用していますので常温よりも冷蔵庫に保存した上で、数日で食べきるのがベターです。

そう考えると、おせちを元旦に食べることを考えると12月26日~31日の間に作るのが良いでしょう。

ご家庭によって食べる日が元旦とは限らないかもしれないので、賞味期限を参考にしながら食べる日を逆算して作りましょう。

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まとめ

伊達巻の名前の由来には諸説あり、

・伊達政宗の好物だったから

・卵焼きよりも見栄えするので、洒落ているという意味の「伊達もの」から名前を取った

・和服に使われる「伊達巻き」に姿かたちが似ているから

と言われています。

おせちの中での意味合いと合わせて「そんな由来があったんだ~」と思い浮かべながら、調理するのも楽しいですね。

楽しく、美味しくおせち料理を作りましょう!

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