長年着ているとスーツのテカりは気になりますよね。
明らかに、買った時とは違う印象になってしまっているスーツ。
テカりの原因は何なのでしょうか。
対策や予防にはどのような方法があるのでしょうか。
お気に入りのスーツや、高かったスーツなどは、少しでも長く綺麗な状態で着たいものです。
スーツのテカリを消すには?
テカりを消す方法はいくつかあります。
一つはアンモニア水です。
アンモニア水はドラッグストアやネット通販で手に入れることができます。
200mLの水にアンモニア水を15mL加え、よく混ぜます。
テカりを帯びている生地に当て布をして、この液体を霧吹きを使って生地に吹きかけます。
そして当て布の上からアイロンをかけます。
アイロンをかけたら当て布を外し、洋服ブラシでブラッシングをして、繊維を起こします。
このような手順でテカりを目立たなくすることができます。
ベンジンや酢でも同様の効果が期待できます。
ベンジンもしくは酢を使用する場合は、それぞれ5mLを150mLの水と混合して使用します。
使用の際は、室内の換気を良くしてください。
スーツのテカリの原因は?
スーツがテカりを帯びてしまう原因は「摩擦」と「圧着」によって生地が傷んでしまうことです。
スーツには天然繊維や化学繊維などの様々な素材が使用されています。
スーツの繊維は、肉眼では確認できない程度ですが毛が起きています。
長年の着用により、生地が摩擦や圧着により傷んでいくと表面が押しつぶされてしまいます。
物体に光が照射されたとき、表面に凹凸であれば反射する際に様々な方向へ散らばります。
繊維が押しつぶされた生地は一定の方向へ光を反射しやすくなってしまい、テカりを生じます。
スーツや制服のヒジに当たる部分は、デスクに腕を置く時に他よりも多く擦れることで傷みやすい部位です。
またお尻に当たる部分もイスに座るときに、圧力や摩擦が加わりやすくテカりやすい部位です。
スーツのテカリを防止するために何をすればいい?
スーツは連日同じものを着用すると生地が傷んでテカりやすくなってしまいます。
一日の汗や水分が染み込むことで、繊維が傷むのです。
可能であれば、数着用意して着まわすようにしましょう。
そして着用後のスーツは、風通しの良い場所で陰干しするのが理想的です。
1日着用したスーツは2日間は休ませましょう。
ブラッシングをすることもテカり予防として有効です。
ブラッシングはスーツに付着しているホコリなどの大きな汚れを落とすこともできます。
テカりの原因は繊維が倒れたままになってしまうことですので、ブラッシングを行うことで予防できます。
ブラッシングを行う際は、軽く叩くように優しくすると効果的なようです。
また仕事をしているとヒジや肩の生地に負荷がかかりやすいかと思います。
ジャケットを脱いでいる時間を長くすることもテカり予防につながるでしょう。
まとめ
スーツのテカりにはアンモニア水やベンジン、酢などを使用したアイロンがけが有効なようです。
適切なブラッシングも有効ですのでお試しください。
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