恵方巻きの願い事って叶うの？

恵方巻はその年の恵方を向いて、願い事を念じながら、無言でかつ一口で食べることで願いが叶うとされている風習です。

起源はそれほど古くはなく、大正時代の大阪の花街で新香巻を食べたことから始まり、昭和に大阪鮓商組合後援会が海苔の販促のためにチラシを配ったという記録があり、

平成になって１９９８年にセブンイレブンが全国販売を始めたことで全国的に広まったとされています。

恵方といのは歳徳神という、その年の福徳を司る神様がいる方向のことで陰陽道上での干支によって毎年変化します。

２０１６年の恵方は丙（ひのえ）で、南南東です。

太巻きを一人一本用意します。

「縁が切れる」

というゲン担ぎで太巻きには包丁を入れずに、長いまま食べます。

体ごと恵方を向いて、福が逃げてしまったり、雑念が入らないように無言で食べ始めたら太巻きから口を離さないように、願い事を念じながら丸かぶりしましょう。

願い事は人に言ってはいけないそうで、自分の心の中に留めておきましょう。

新年が始まって２か月頃にある節分ですが、新年に始めようと目標を立てたことを思い出して、

「上手くいけばいいな～」

と恵方巻にお願いする方も多いではないでしょうか。

「迷信なんだから願い事なんて叶うわけないじゃーん」

と言ってしまえばそれまでなのですが、新年に立てた目標に再度誓いを立て直すつもりで恵方巻に願いを託せば、目標が達成する可能性は少し上がるのではないでしょうか。

恵方巻きの願い事の数はいくつまで？

願い事の数には特に制限はないようで、好きなだけお願いしてもいいようです。

ですが、なんとなく願い事が多いと全部を叶えるのが難しそうな気もしますね。

欲張らずに厳選してお願いしてみてはいかがでしょうか。

恵方巻とは関係ないのですが、

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」

という、言葉があります。

これは米沢藩主である上杉鷹山が繰り返し教訓のように言っていた言葉なのだそうです。

「やればできる、やらなければできない何事も。できないのは本人がやらないせいだからだ」

という意味なのだそうです。

つまり…たくさん願い事をしても、叶うも叶わないも自分次第。

目標が達成できるように、願い事が叶えられるように具体的に行動したいものですね。

恵方巻きは縁起がいいものなの？

節分に恵方を向いて食べると縁起がいいとされる恵方巻。

恵方以外にも縁起が良い要素がたくさんあります。

恵方巻は

「福を巻き込む」

ということで、巻きずしにしています。

恵方巻の具材は七福神にちなんで７つ。

きゅうり、だし巻、でんぶ、うなぎ、海老、しいたけ、かんぴょうなどです。

七福神はもともと、

商売繁盛、五穀豊穣、大漁追福、無病息災

を願って昔から信仰されているありがたい神様です。

また、切らずに丸かぶりする理由の一つに

「恵方巻が男性シンボルを表している」

という説があり、そういった背景から女性が子宝や良縁に恵まれると言われている地域もあるそうです。

確かに切られたり、歯を立てられたら痛そうですもんね…

恵方巻にはこんなに縁起のいいことが盛りだくさん！

「願い事がなんにもないわ…」

という方も縁起が良く、食べても美味しい恵方巻を食べて一年の幸福を願ってみてはいかがでしょうか。

■追記　恵方巻きを食べなくても良いじゃない？！という意見もあるようです。

興味があればそんな記事も書いてみましたので読んでみてくださいね。　

⇒「恵方巻きを食べない人が意外に多い理由はコレだった！」

まとめ

恵方巻にする願い事は決まりましたか？

私は「○○円貯金できますように」とお願いしようと思っています。

あっ、願い事は他言無用なんでしたね。

願い事が叶うように頑張って貯金するぞー！

恵方巻を食べて、願い事が叶うように、今年一年幸せに健康で過ごせるように神様にお願いしましょう！