雪道のノーマルタイヤでの走り方

基本的に、雪道ではノーマルタイヤで運転をしてはいけません。

そして、次に挙げるアドバイスは、積雪時にノーマルタイヤで走行するよう推奨するものではありません。

とはいえ、私の場合のようにトンネルの先が積雪という場面もあります。

そのような非常事態に、知っておきたい運転のテクニックを覚えておきましょう。

①スピードは出来るだけ抑える

タイヤは氷の上を走っているという意識を常に持ちましょう。

②タイヤの圧を低める

タイヤの空気が少ないと、道路の接着面が大きくなり、滑りにくくなります。

③先行者のタイヤの跡を走る

いくらか溶けた道路の路面を走る。

④ブレーキを急にかけたりしない、使わない工夫

登坂など一旦停車するとスタートしにくい場合は、ユックリと走り続けます。

⑤引き返す事も安全手段

遠回りになるかもしれませんが、安全のためには引き返す事も出来ます。

雪と共に、雨の後など路面が凍りやすい気候が続いた時には、事前に道路公団に確認するか、電光掲示板を必ず見ましょう。

雪道のノーマルタイヤにチェーンをはめるタイミング

雪道でチェーンをはめるタイミングとしては、以下のようなチェックポイントがあります。

■対向車がチェーンを使っている。または、雪を積んで走ってくる

■バスやトラックはチェーンをはめて走るので、特に要チェック

■道路の一部が積雪または氷で白くなっている

■行先の標高が高い場合は十分手前で装着しましょう！

■基本的には装着規制のサインがある所

チェーンを不必要に装着すると、チェーンが切れるなど事故にもつながるので、十分な判断のもとで正しく装着しましょう。

次に、はめ方です。

チェーンの種類によって異なりますが、ここでは金属製のチェーンの取り付け方をあげています。

①安全な路肩に停める

②チェーンの裏表（ゴツゴツした方が路面に来る）・内外側（S字フックが外側）を確認して、タイヤの前後に4つとも置いていく

③ユックリと車を動かしてチェーンの上に停める

④チェーンを１つずつ巻いていく（緩まないように固定する）

⑤付属のパーツでチェーンをシッカリ固定し、巻き残りのチェーンを安全に始末する

⑥少し走ってから、張り具合を一度チェックします

⑦問題がなければ走行を続けましょう！

出掛ける前に1度練習しておくと、本番でも上手く出来ます！

ノーマルタイヤで雪道がうっすらしたらどうする？

スタットレスタイヤで走っているなら心配は減りますが、ノーマルタイヤで走っている場合凍結した道路では、特に後輪が滑り始めます。

安全のため、チェーンを装着するか、事前にスタットレスタイヤに交換する事をおすすめします。

雪道が凍って白くなっている時には、スピードに十分注意します。

また、判断が難しい場合は、走っている途中で横滑りやスリップをしたらチェーンの装着サインです。

上記にも挙げた装着サインと併せて、安全運転に備えましょう。

また、次の点にも注意しましょう。

■スピードに注意

チェーンを取り付けても、スピードを出してはなりません。

金属製チェーンでは30㎞/時までに抑えましょう。

■冬場は常備

チェーンだけではなく、懐中電灯・軍手・ジャッキ・拭き布・牽引ロープ・ブースターケーブルなど万一に備えて、トランクに常備しておきましょう。

■チェーンの定期検査

濡れた道路を走るのでチェーンも汚れや濡れが残ります。

次回使う時に備えて、汚れや傷がないか点検しておきましょう。

まとめ

チェーンを選ぶ時には、素材や大きさで値段も随分異なってきます。

自分の車は普段どのような目的で使われるのか（通勤・旅行・帰省など）また、どのタイプのチェーンがより安全で使いやすいかなど、

専門家の意見を聞きながら最も適したチェーンを探しましょう。

また、チェーンを装着した後は、安全を第一に落ち着いて運転しましょう。

最後に、長いトンネル内に入る前ではチェーン禁止のサインを見る事があります。

常に、チェーン着脱のサインを見て、道路を大事に走るように心掛けましょう！